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2013-07-27

2014年になると雑誌JANコードがダブる件

| 02:45 |  2014年になると雑誌JANコードがダブる件 - 古都の微熱 を含むブックマーク はてなブックマーク -  2014年になると雑誌JANコードがダブる件 - 古都の微熱  2014年になると雑誌JANコードがダブる件 - 古都の微熱 のブックマークコメント

いわゆる雑誌には「定期刊行物コード」がついていて、これは2004年6月1日から使われているコードである。

定期刊行物の流通・販売管理については、大昔にトーハン雑誌部をルーツとする「雑誌コード」のみで運用されていた原始的な時代から「今あらためてその仕様を見ればバッドノウハウとして学ぶべきところが多いだけのシロモノだ」とDISらずにはいられない「共通雑誌コード」に展開した時代、さらにコンピューターのコモディティ化を伴った所謂グローバリゼーションの中でそのようなバッドノウハウを反省的に振り返る態度と欧米の UPC/EAN の改訂事情に沿うような調整を経て使われるようになった、現代のあの「定期刊行物コード」...という具合の使われるようになった「経緯」はもはやどうでもよくて、とりあえずは2004年6月1日以来、この「定期刊行物コード」のぬかりない運用をもって UPC/EAN(JAN) に準じた現代的かつ POS システムにも優しく大変望ましいコード体系で定期刊行物の出版・流通・販売が運用されている平穏な出版流通業界がある、という認識からすべてが始まる。

認識したら、その「定期刊行物コード」の仕様に問題があることにすぐ気付く。

定期刊行物コード」は

「雑誌コードや月号・年号の情報を含む13桁の雑誌JANコード」 + 「価格の情報を含む5桁のアドオンコード」

491ABBBBBCCDE FGGGG

で表現され、

それぞれの意味は以下の通り。

A...予備1

BBBBB...雑誌コード

CC...月号

D...年号

E...チェックディジット

F...予備2

GGGG...本体価格

(参考...http://www.dsri.jp/code/jan_magazine.htm)

この仕様には「年号が一桁」という大問題がある。

つまりこの仕様にの取って運用を行えば、たとえば

「2004年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

2014年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

2024年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

「2034年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

「2044年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

「2054年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

「2064年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

「2074年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

「2084年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

「2094年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード

はすべて同一の「4910BBBBB084E」になる。雑誌コードの部分を発行週によって複数使い分けて運用することで「週刊」の一意な号数表現を実現している週刊誌でも同様の問題が生じる。

たとえば今ちょうど手元にある「4910210140631」は「AERA 2013年6月24日号」なのか「AERA 2023年6月27日号」なのかはコードを一瞥しただけでは判別できなくなる。仮に「4910210140631」のPOSデータを管理するバックエンド側に「販売日」その他のメタデータをつけてやれば、あるいは 「4910210140631」をバックエンドでインストアコードにマッピングしてコード空間を拡張してやれば、その「4910210140631」が"どの"「4910210140631」なのかをそのシステム上では判別できるようにはなるけど、そんな運用で扱われるコード体系はダサすぎる上に、機会にとっても人間にとっても分かりにくいしまあ使い物にならない。

そしてこの問題を放置することはすなわち、世の中で稼働する POS システムの大方がこの13桁の「雑誌JANコード」を書籍の「ISBN-13」と同様に「一意なコード」として読み取り POS データを作成してきたシステムに対して「実は一意なコードじゃないよ」とごみを食わせることを容認することにつながる。あるいはそれを防ぐために小売店や流通各社に「10 年で POS データが消えることを前提とした POS データの冗長化とそれを前提とする POS/流通管理システムの運用」を強制させることにつながる。そしてその場合とりわけ小売店で「10年前のバックナンバーを販売・管理するコスト」が増えることになる。ますます読者は離れるし、業界の売上げはますます右肩下がりとなる。


2014年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」が「出版され」「流通に乗り」「販売された」それぞれの段階で生じるあらゆるメタデータは「2004年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」のそれに追加される形で上書きないしは追記して運用されるわけだから、雑誌JANコードをキーとする書誌情報はもはや管理できなくなる。一つのコードに複数の意味を持たせるのは無理。上に書いたように「各社インストアコードを振って対応」という方法もあるけどそんなものは完全に無駄。よりよいインストアコードといえる ASIN もあれは13桁の JAN/EAN とは互換しないので、同じ問題を抱えるはず。アルゴリズミックに相互変換できないインストアコードはすべて屑に見えてくる。せめてもの救いは Amazon は たとえば APAAPI に "EANとして" 13桁雑誌JANを投げると雑誌の書誌情報を返してくるという実装となっているところ。この実装・運用を担保するためにたとえば「わしのところはJAN重複してもらったら書誌情報も販売データも支障が出る。一意性を保ってくれたまえ。」とロビー活動してくれたらみな幸せになれるのにとも思う。

個人的には使っていないし今後使うこともないと思われる「4桁目」を下記の要領で増やせばよいと思っています。

「2004年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4910BBBBB084E

2014年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4911BBBBB084E

2024年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4912BBBBB084E

「2034年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4913BBBBB084E

「2044年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4914BBBBB084E

「2054年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4915BBBBB084E

「2064年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4916BBBBB084E

「2074年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4917BBBBB084E

「2084年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4918BBBBB084E

「2094年刊行の雑誌コードBBBBBの8月号の雑誌JANコード」= 4919BBBBB084E

という感じで。どうなっているか2014年6月1日が楽しみです。

urhjjdqnzmurhjjdqnzm 2013/11/23 07:38 wxkhicppltupsf, <a href="http://www.qnjnwvqdkq.com/">rgrwyhfdiu</a> , [url=http://www.nrvsobsixh.com/]ihjxzkzabj[/url], http://www.zrropzksyg.com/ rgrwyhfdiu

zdvvyyytlqzdvvyyytlq 2014/03/17 23:50 eprfmcppltupsf, <a href="http://www.jaqfsjvnwl.com/">fryesgkbin</a> , [url=http://www.lubbeoqghb.com/]qvdprzndkx[/url], http://www.yjpjrzvuru.com/ fryesgkbin

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