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オリノコ川の分水嶺を探査する RSSフィード

2010-11-02

事実と違うことを挙げて再販制批判って何その「水からの伝言」

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付録付き雑誌は書店を元気にする!……? – アゴラ という記事を見つけたのだが。

今回の付録攻勢雑誌だが、これらも雑誌であれば当然再販制と委託販売制に守られているわけだ。

付録付き雑誌は書店を元気にする!……? – アゴラ

いきなりダウト。終了。


複合出版物は非再販商品です。

書籍は「定価」表示ですが、

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アリアドネの弾丸│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル

付録付き雑誌は「価格」表示です。

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森ガール Lesson3│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル

非対象商品を含めて再販契約の対象とすることは原則として独占禁止法上問題となる。

ページを表示することができません:公正取引委員会

これは3年前に,DVD やCD-ROM 等,著作物の再販対象とは違うものをセットとして雑誌あるいは書籍に付けていて,それをあたかも再販商品のように「定価」表示を付けるのは,再販商品の範囲を逸脱しているのではないかという御指摘を受けました。全くそのとおりで,この指導は継続して業界でも実施して参りました。

著作物再販協議会(第8回会合)議事録等の公表について(PDF)

DVD付き写真集も「価格」表示の非再販商品です。

非再販商品の表示と値引き - オリノコ川の分水嶺を探査する - bookstore


そうなると同じような製品を販売している会社からすれば、迷惑な話でしかない。出版社は再販制と委託販売制に守られているから低価格で販売できる。通常の会社では自由競争なので、値引きなどを考慮した価格を付けなければならない。このように“付録”として通常の商品が流通してくると、そもそも再販制は必要か? という問題にまで発展しかねない。

付録付き雑誌は書店を元気にする!……? – アゴラ

前提が間違っているので何を言いたいのかさっぱり分からない。つまり再販制と関係なく低価格を実現した宝島社が偉いってことじゃん。

そして書店は再販制擁護一辺倒ではないという話。

第62回書店東北ブロック大会が7月15、16日に開催され、現在の取引制度・慣行に対する声明が出された。

(略)

一般小売商の販売価格政策は商品の「交叉比率」200以上を基準としているが、書店の交叉比率は105から115で、返品が認められているにしても余りに低く、これが書店が苦しんでいる「低い生産性」の元凶である。出版社は再販制下で定価設定権を持ち、実質的に書店の仕入れ正味価格をも拘束しているのだから、価格設定の際に書店の交叉比率200を念頭に入れて決めてほしい。

出版状況クロニクル30(2010年10月1日〜10月31日) - 出版・読書メモランダム