2014-02-03
電子書店の墓場
電子書籍 |
電子書籍元年(1回目)
- シャープスペースタウン・ザウルス文庫(1999〜2006)運営:シャープ
「Sharp Space Town for Zaurus」は、諸般の事情により、2006年3月31日(金)をもって終了させていただきました。
no title
- ビットウェイブックス(2000〜2013)運営:ビットウェイ
『ビットウェイブックス』は、2013年3月末をもちましてサービスを終了させていただきました。
電子書籍の総合書店 ビットウェイブックス 無料立ち読みOK!
電子書籍元年(2回目)
- Timebook Town(2004〜2009)運営:ソニー
- SpaceTownブックス(2006〜2011)運営:シャープ
電子書籍の本屋さん Space Townブックス
- PSP漫画コンテンツ配信(2009〜2012)運営:ソニー
PlayStation®Store内のコミックカテゴリでのコンテンツのご購入は、2012年9月末日にサービス終了とさせていただき、ご購入いただいたコンテンツの再ダウンロードにつきましては2012年12月をもって終了とさせていただく予定となっております。
no title
電子書籍元年(3回目)
- Raboo(2011〜2013)運営:楽天
Rabooサービスは2013年3月31日をもって終了させていただきました。
no title
既存のユーザーには購入金額の10%に相当する楽天スーパーポイントをプレゼント。また、2013年1月22日までに「kobo Touch」を追加購入するユーザーには、Rabooでの購入金額の40%相当のポイントと、kobo Touchの3,000円割引クーポンをプレゼントする。
楽天、電子書籍サービスRabooを2013年3月いっぱいで終了 ?サービス開始から13カ月 - PC Watch
- TOP BOOKS(2011〜2013)運営:NECビッグローブ
本サービスは、2013年9月26日(木)をもちまして終了させていただくことになりました。
【魚拓】TOP BOOKS ?ポケットの中の本屋さん?
- エルパカBOOKS(電子書籍)(2011〜2014)運営:ローソン
2014年2月24日(月)をもちまして、エルパカBOOKSでの電子書籍サービスの提供を終了することとなりましたのでお知らせいたします。
(中略)
これまで弊社電子書籍サービスをご利用いただいたお客様へ、Pontaポイントによる過去ご利用いただいた購入金額をPontaポイントにて返金するサポートを実施予定です。
no title
- 地球書店(2011〜2014)運営:NTTソルマーレ
2014年3月31日(月)午前10時をもちまして、サービス提供を終了させていただくことになりましたのでお知らせいたします。
(中略)
ご希望のお客様には、2014年1月31日11時までに「地球書店」でご購入頂きました作品の購入金額分について、弊社がスマートフォン/PC/タブレット向けに提供します電子書籍配信サイト「コミックシーモア」にてポイントを進呈させて頂きます。(サービス終了時(2014年3月31日午前10時)までのお申込みが必要です)
お探しのページが見つかりませんでした | NTTソルマーレ株式会社
以下追記。コメント欄も参照のこと。
- ヤマダイーブック(2012〜2014)運営:ヤマダ電機 →やまだ書店
ヤマダ電機の電子書籍サービス「ヤマダイーブック」が7月31日に閉鎖され、購入した書籍が同日以降、閲覧できなくなる。
no title
ヤマダ電機の電子書店「ヤマダイーブック」が7月末に終了するのに伴い、購入した書籍が閲覧できなくなると告知した問題で、同社は5月29日、コンテンツは新サービス移行後も引き続き閲覧できるよう調整していることを明らかにした。
no title
なお、現在のところ引き継ぎに関しては明らかにされていない。
no title
- TSUTAYA.com eBOOKs(2011〜2014)運営:カルチュア・コンビニエンス・クラブ →BookLive!*1
このたび、「TSUTAYA.com eBOOKs」は、2014年10月31日(金)に販売を終了、2014年12月31日(水)をもって全てのサービスを終了させていただくことになりました。
(中略)
これまでご購入いただいたコンテンツについては、2015年1月中旬(予定)より、株式会社BookLive(以下「BookLive社」といいます)の運営する「BookLive!」(http://booklive.jp/)サービスにて、引き続き閲覧いただけます。
※一部、引継ができないコンテンツがございます。ご購入いただいた中に引継できないコンテンツがあった場合は、購入金額分を「1円=1ポイント」とし、Tポイントにて返還させていただきます。
404 Not Found
- BookGate(2010〜2015)運営:廣済堂
BookGateシリーズのアプリ、および電子書籍アプリは、2015年6月30日(火)をもってコンテンツの販売を停止し、2015年8月31日(月)にすべてのサービスを終了いたします。
現在お使いの端末にダウンロードしていただいたコンテンツは、引き続きお読みいただけますが、場合によってはコンテンツがお読みいただけなくなるケースもございます。
no title
*1:TSUTAYA GALAPAGOS(2010〜2011)運営:カルチュア・コンビニエンス・クラブ/シャープ →GALAPAGOS STOREというのもある。サービスとしては途切れずに継続。 http://www.sharp.co.jp/corporate/news/110927-a.html
2011-10-20
アマゾン・キンドル日本上陸の歴史
電子書籍 |
2007年11月19日にアメリカ合衆国で第1世代が発売開始
Amazon Kindle - Wikipedia
2008/04/15
アマゾンに近い関係者は「時期は未定だがキンドルの日本上陸は確実」と漏らす。
no title
2009/11/29
アマゾンのプロダクトマジメントディレクターのチャーリー・トリッツシュラー氏は、09年10月21日の日経産業新聞で
「日本ではまず、28万冊の英語書籍に加え、フランスやスペインなどラテン語系の新聞記事を提供する。いつとは言えないが、日本語を含むあらゆる言語の電子書籍を提供することを視野に入れている」
と述べており、日本語版の登場もそう遠くはない様子だ。
米で人気電子ブック「キンドル」 日本語版登場は間近? : J-CASTニュース
2010/01/07
というのも、昨年英語版が日本でも購入できるようになったアマゾンの「キンドル」が、いよいよ日本語でのサービスを2010年第4四半期にも開始するという情報が流れているからです。
no title
2010/09/16
電子書籍の企画や代理販売を行っているイーパブス・ドット・ジェーピー出版のサイト(特に原稿募集のお知らせ)に、かなり踏み込んだ情報がいろいろ記載されており、一部で話題になっている。*1
・Kindle日本語は(2010年)11月にオープンする。
・iBookStore日本語ストアは現時点で未定
・日本語印税は35%タイプのみ。(米国では70%タイプがある)
かなり、おおっ、という情報で驚きだ。
no title
2010/10/05
出版業界では、昨年後半には「(2010年)年明け早々に上陸する」との説が流れ、年明けには「(2010年)夏には日本語書籍のストアができるのではないか」との“早期襲来説”が語られた。が、連続して肩すかしになったことから、今では「日本への上陸はしばらく先」「中国市場を優先する可能性が高い」という“日本パッシング説”も流れる始末だ。
が、周辺を取材すると、キンドルは今年(2010年)の年末から来年(2011年)年初にかけて日本へ本格上陸を果たす可能性が高そうだ。
エラー | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン
2010/11/05
ここに来て2010年12月発売という憶測が広がってきた。筆者としてはかなり確度が高いと考えている。
2010年9月初頭、筆者が独自に入手した某最有力情報筋から「日本でキンドルを利用できる準備を進めている」と明言を受けた。その後も、出版関係者から何度も「2010年12月にキンドル向け日本語サービスが開始される」という発言を聞いている。失言なのかどうか不明だが、訂正をしていないことを見ると公知の事実というくらい浸透している情報なのだろう。
また、本日11月5日の朝日新聞(Asahi.com)の「電子書籍と紙の本、両方売るサイト 紀伊国屋が開設へ」という記事でも、時期こそずれているが以下のように明記されている。
米アマゾン社の電子書籍専用端末「キンドル」の日本版が来年(2011年)には発売される見込みで、その前に市場の主導権を握るのが狙いだ。
Amazon.co.jp「キンドル」2010年12月発売の可能性【@maskin】 | TechWave(テックウェーブ)
2011/01/30
出版社等向け説明会で、アマゾン「キンドル日本市場参入1~2年はやりません」と言ったとの噂。
no title
アマゾンのキンドル日本市場参入、「1年後にサービス開始」というならまだしも、「1~2年はやりません」というニュアンスだった様子。
no title
2011/09/13
聞こえてくるところでは、Amazonはすでに国内の出版社と契約を交わす段階にまで進んでいるようで、早ければ数カ月以内にもKindle Storeが国内でも開始されそうです。
no title
2011/10/20*2
インターネット通販で世界最大手の米アマゾン・ドット・コムは日本で電子書籍事業に参入する。小学館、集英社など出版大手と価格設定などで詰めの交渉に入っており、(2011)年内にも日本語の電子書籍を購入できるサイトを開設。
(中略)
アマゾンは講談社、新潮社などとも交渉しており、1~2カ月以内に数社との契約を目指している。中堅出版のPHP研究所(京都市)とは合意した。
no title
インターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムが、年内にも日本での電子書籍事業を始める準備を進めていることが、20日分かった。
(中略)
アマゾンは、国内の出版社43社で作る「日本電子書籍出版社協会」に対し、19日に国内市場への参入方針を伝えた。すでにPHP研究所(京都市)と約1000点の書籍を電子化して販売することで合意したほか、講談社など大手出版社と個別に契約交渉を進めている。
no title
米インターネット通販最大手アマゾンが日本で準備を進める電子書籍事業に、中堅出版社のPHP研究所(京都市)が参加する意向を固め、今月中にも正式契約する方針であることが20日、わかった。
(中略)
関係者によると、PHPは今年5月、年内の電子書籍販売を念頭にアマゾンと合意。アマゾンが提供する電子書籍サービス「キンドル」用に加工するため、PHPはすでに文芸書や実用書など約1千点の電子データを提供した。
(中略)
サービス開始の時期について、当初は今年夏をめどにしていたが、具体的な日程は決まっていないという。
どんなコンテンツをお探しですか?:朝日新聞デジタル
インターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コムが、日本市場参入に向け、複数の出版社と契約合意したことが20日、分かった。
(中略)
PHP研究所(京都市)と基本合意に至ったほか、「現時点で大手を含む複数の出版社が合意している」(出版社幹部)という。
“黒船”キンドル襲来に戦々恐々 アマゾン、電子書籍で日本参入 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
小学館は「(1)交渉の提案は受けているが、進展しておりません。(2)交渉内容や時期については、守秘義務があるのでお答えできません」などと回答。講談社も「交渉しているのは事実」「守秘義務がある」と答えた。
ほかに、集英社は「報道されている事実はありません」。またPHP研究所は、担当者と連絡が取れなかった。アマゾンジャパン(東京)は「今回の件でコメントは出していない」とのことだった。
アマゾン、日本で電子書籍 米国同様「圧勝」できるか : J-CASTニュース
日経が「詰めの交渉」中と報じた小学館や集英社では、それぞれ「交渉は進展しておらず、内容も守秘義務があるのでお答えできません」「(日経で)報道されている事実はありません」とだけコメント。交渉中という講談社でも、「契約状況はまったく明かせません」とした。一方、日経がアマゾンと合意したと報じたPHP研究所(京都市)は、その報道を否定。検討中ではあるものの、まだ合意していないとし、内容については、「守秘義務がありますので、一切話せません」と言っている。
アマゾン電子書籍契約は妥当か無茶か 大手は反発、中小は興味示す? : J-CASTニュース
2011/12/26
米インターネット通販大手アマゾン・コムが年内のスタートを目指していた日本での電子書籍配信サービスの開始時期が、来年(2012年)以降にずれ込む見通しとなったことが26日分かった。
no title
2011/12/26
米インターネット通販大手アマゾン・コムが年内のスタートを目指していた日本での電子書籍配信サービスの開始時期が、来年(2012年)以降にずれ込む見通しとなったことが26日分かった。
(中略)
大手出版の関係者は「スタートは来春(2012年)がめどになるのではないか」と話している。
no title
2011/12/27
Amazon's new target date for launching an e-book service in Japan could be next spring (2012), they said.
no title
2012/01/28
某出版社からの情報によると、アマゾンの日本での電子書籍の販売は(2012年)4月からになるとのことである。
no title
2012/02/11
米アマゾン・ドット・コムは(2012年)4月にも電子書籍端末「キンドル」を日本で発売する。NTTドコモから回線を調達し、携帯回線でネット上の電子書籍を入手できるようにする。価格を1万数千円に抑え、電子書籍サービスの顧客獲得につなげる。
(中略)
アマゾンは角川グループホールディングスなど出版各社とコンテンツ供給の契約交渉を進めており、一部の出版社とは大筋で合意。4月には講談社など複数の出版社が電子書籍の共同管理会社「出版デジタル機構(仮称)」を設立する。アマゾンはコンテンツ確保へ同社と一括交渉する。
no title
2012/02/11
インターネット小売り大手の米アマゾン・ドット・コムは今年(2012年)春にも、電子書籍端末「キンドル」を日本で本格販売することを目指している。
(中略)
アマゾンは、日本でのキンドルの本格発売を目指し、出版各社との交渉を進めてきたが、「価格の決定権をアマゾン側が持つ」などといった条件を主張し、交渉が難航していた。昨年末からは、国内市場での出遅れを警戒し、出版社に対する条件を譲歩するなど態度を軟化させ、書籍の確保を急いでいる。書籍確保のめどが立てばキンドルを発売する方針だ。
no title
2012/02/13
記事内容についてNTTドコモ広報に取材すると、「現時点で決まっていることは何もありません」という。一方、アマゾン・ジャパンにも事実関係を問い合わせたが、「コメントは一切控えさせていただいております」(同社広報)とのことだった。
「キンドル」4月に国内発売の報道 「ドコモ回線」さらに圧迫の懸念 : J-CASTニュース
2012/03/01
角川グループがAmazonとKindle向け電子書籍の配信契約を締結した。大手出版社で契約したのは同グループが初めてとなる。
no title
角川書店、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン、角川学芸出版、富士見書房、メディアファクトリーなどのグループ傘下の全出版社が契約を締結した。契約では、アマゾンが今後日本で発売するキンドル上で、グループ傘下の出版社が提供する電子コンテンツを販売するほか、同サービスが対応しているPCや各種スマートフォンなどに配信する。「価格決定権」はアマゾン側が持つ。両社は、約1年にわたり交渉を続けていた。
大手出版社で契約したのは同グループが初めてとなる。
新文化 - 出版業界紙 - ニュースフラッシュ関連ページ - 角川グループ、Amazon.comと「Kindle」向け電子書籍の配信契約を締結
2012/03/16
連載の第一回ではPHP研究所がアマゾンとKindleストアでの販売条件に合意したと報じられましたが、これはすぐにまだ交渉中であると訂正されました。それに加えて、角川グループも契約を締結したと報じられましたが、これも交渉中ということで打ち消されましたね。
no title
2012/04/10
多くの出版業界関係者は「角川とアマゾンは契約に至った」と口をそろえる。ただし、角川グループのIR・広報室は「前向きに交渉しているという話は昨年よりしておりますが、その後の進捗についての発表は一切行っておりません」と沈黙を守ったままだ。
no title
2012/04/10
では、キンドルはいつ上陸するのか。
「キンドル」という端末はある。販売システムもある。無いのは出版社との「契約」だけ。大手と一斉に契約できれば、すぐにでも日本向けのサービスを開始できる状況だ。「(2012年)4月説」がある一方で、現状では多くの出版業界関係者が「早くて(2012年)6月、遅くても今(2012年)秋」と見立てる。
もちろん、日本法人のアマゾンジャパンは「現時点でキンドルについての取材は一切お受けしておりません」と口を閉ざしたまま。いまだに「うちの役員はぜったいに価格面での交渉は折れるなと担当者に厳命している」(大手出版社の幹部社員)という出版社も存在し、交渉がさらに長引く可能性もある。
ただ、講談社、集英社、小学館の「ビッグ3」が動けば、続く出版社も追認せざるを得ない空気ができあがる。難交渉をたどった長い年月を考えれば、今は“上陸前夜”であることは間違いない。日本の消費者が待ち望んだキンドルの足音は、もうそこまできている。
no title
2012/04/13
――電子書籍業界ではアマゾンの日本市場参入を巡り、関心が高まっている。
「(電子書籍の)キンドル事業における我々のビジョンは『いかなる言語で書かれ、印刷された本であっても60秒で手元に届く』というものだ。米国で2007年に事業を始めたときには9万タイトルだったが、今では著作権を持つ作品だけで100万タイトルを優に超える数になった。日本でのキンドル事業に関しては今年(2012年)中に発表する」
――業界の観測では、早ければ今夏、遅くとも秋にも開始されるという見方もある。また、日本においても米国と同程度の品ぞろえは可能か。
「細かい情報に関しては発表を待ってほしい。あくまで今年(2012年)中に始めるということだ」
――日本では電子書籍の普及スピードが遅い。アマゾンの参入で市場環境は大きく変わるか。
「キンドルは端末だけでなく、電子書籍のための一貫したシームレスな(切れ目のない)サービスだ。例えば、一度読んだ本のデータを端末上から削除しても、クラウド上にデータを残して好きなときに再ダウンロードすることもできる。タブレット(多機能携帯端末)、スマートフォン(高機能携帯電話)など複数のデバイスに対応しており、様々なコンテンツと組み合わせて楽しめる。キンドル事業はどの国においても評価を受けており、日本でも期待に応えられるだろう」
no title
2012/04/13
また日本国内で電子書籍サービスを「(2012)年内に開始する」と明言した。
(略)
アマゾンは角川グループホールディングスなど出版各社とコンテンツ供給の契約交渉中。(2012年)7月にもサービスが始まるとの観測もある。ベゾス氏は「日本でも(消費者の)期待に応えられる」と自信を見せた。
no title
2012/04/13
現在日本で参入を準備している電子書籍事業「キンドル」の開始について「(2012)年内に発表する。楽しみにしていてほしい」と語った。ベゾスCEOが同事業の日本での開始について語ったのは初めて。
どんなコンテンツをお探しですか?:朝日新聞デジタル
2012/04/17
出版大手の学研ホールディングスと、主婦の友社、PHP研究所など複数の中堅出版社が、インターネット通販最大手のアマゾンと電子書籍サービス「キンドル」日本版の配信契約で合意した。3社より小規模な出版社を含めると合意は40社以上に上る模様だ。キンドルを巡って大手・中堅出版社の契約合意が明らかになったのは初めて。
どんなコンテンツをお探しですか?:朝日新聞デジタル
2012/04/17
アマゾンは昨年春から日本の各出版社に契約書のひな型を提示、交渉を続けてきた。しかし「販売価格の決定権はアマゾン側が握る」「著者や出版社、アマゾン間の契約解除後も配信を続ける」などの内容に日本側が反発。従来の業界の慣習と欧米でのビジネススタイルとの間で意見が対立し、交渉は難航していた。
しかし昨年11月以降、アマゾンが契約条項の修正に応じ始めたことで状況が変化した。無期限配信など複数の条項について、「当初書かれていた条項がごっそりなくなった」(大手)、「ほぼ満額回答してくれた」(中堅)。逆に、日本側も譲歩。アマゾンが価格決定権を握ることに同意する社も出始めた。「グダグダやっていると、アマゾンが日本を見捨てるのではという危機感があった」(中堅)からだ。
アマゾンは複数の出版関連企業に電子書籍の取り次ぎ(流通)業務を委託。小規模出版社に対して働きかけを強め、コンテンツ集めを加速させている。今後は契約に前向きな角川グループホールディングスも含め、他の大手に契約の動きが広がるかが焦点になる。
no title
2012/04/17
まずは学研ホールディングス広報。「本件に関する朝日新聞社からの取材は受けておらず、何に基づいた報道か不明。Amazonとの話し合いは行っているが、合意の事実はない。契約が成立していないから“合意”という表現にしたのかもしれないが、いずれにせよ事実と異なる」。
次に主婦の友社。広報ではなく雑誌編集部の担当によると、「本件に関してお答えできることはない。事実かどうかについてもノーコメント」。
最後にPHP研究所広報。「電子書籍は避けて通れないものという認識で前々から社として取り組んでおり、Amazonに限らず交渉を行っているが、合意の事実はない」。
no title
2012/04/24
米アマゾン・ドット・コムの電子書籍端末「キンドル」が今(2012年)夏にも日本に上陸すると見られているが、日本にも電子書籍端末のグローバル展開をもくろむ「老舗」が存在する。家電大手のソニーだ。ソニーが北米で電子書籍端末を発売したのは、キンドルが登場する1年以上前の2006年9月。国内は10年12月に逆輸入する形で“再”参入した。
no title
2012/07/19
いずれも米アマゾンが日本国内で電子書籍専用端末「キンドル」を(2012年)8月にも発売することに対抗するもので、電子書籍市場が広がる可能性もある。
ページが見つかりません - 毎日新聞
2012/07/28 *3
インターネット通販大手の米アマゾン社は、日本国内向け電子書籍配信サービスについて、(2012年)8月末から9月にかけての開始をめざして最終調整に入った。作品提供を受けることで角川グループと大筋合意。新潮社も提供に前向きだ。講談社との交渉も大詰めを迎えている。電子書籍を読むための端末「キンドル」も国内で発売する。*4
どんなコンテンツをお探しですか?:朝日新聞デジタル
2012/08/27
出版業界には「(キンドルの国内サービスは)(2012年)年内開始も難しいかもしれない」との観測もある。
no title
2012/09/13
インターネット通販世界最大手の米アマゾン社は、(2012年)9月末に焦点を絞り、日本での電子書籍配信サービスを開始する。複数の出版業界関係者への取材で明らかになった。
9月20日を最終期限と定め、出版社側にコンテンツの納品を要請。大きな不具合が生じなければ、電子書籍リーダー「kindle(キンドル)」の投入と、連動した電子書店「キンドルストア」でのコンテンツ販売に踏み切る。
投入する電子書籍リーダーは、9月6日にアメリカで予約を開始した、モノクロの「キンドルペーパーホワイト」(米国価格119ドル)。過去のモノクロ機種と比べ、解像度やコントラストが改善され、いっそう文字が読みやすい。バッテリーも8週間と長持ちする。
サービス開始後は、早ければ年内にもタブレット型のカラー端末「キンドルファイアHD」(米国価格199~499ドル)を投入する予定で、順次電子雑誌の取り扱いも始める。
コンテンツ数も幅広くそろえる。7月19日から、ネット通販で競合する楽天も電子書籍サービス「kobo(コボ)」を開始したが、当初コンテンツは目標の3万点に届かず、無料で一般公開されている青空文庫の作品を除けば、漫画を含め7000点程度しかそろえられなかった(9月時点5万点強)。
キンドルストアは、漫画と比べ電子化しにくいとされる活字書籍を中心に、品ぞろえは開始時点で3万点を超す見込みで、そのほとんどが有料。過去に何度も日本上陸を噂されては消えてきた経緯があるだけに、電子書店の品ぞろえでは、満を持しての“開店”となる。
(中略)
一方、9月末説には懐疑的な見方もある。「講談社や角川グループホールディングスなどキンドル対応に前向きな出版社もあるが、いまだキンドルに対応するための社内体制が整っていない出版社もある」と大手出版社の電子書籍担当者は語る。
そのため、こうした出版社に配慮して、「アマゾンが本格的に電子書籍配信サービスを開始するのは、(2012年)10月以降になる」(別の関係者)との見方も存在する。
(中略)
もっとも、アマゾンが9月末開始にこだわっているのも事実だ。ある電子書店の社長は、「アマゾンは20日までにはコンテンツを準備してほしいと複数の出版社に打診している」と証言する。同社はアマゾンと直接交渉をする立場にはないが、社長自身が有力出版社幹部との交友関係が広く、9月末にかけるアマゾンの意気込みには十分な確証を得ているとみられる。
(中略)
10年ごろから再三唱えらてきた、キンドルの日本上陸観測。今回の“9月末説”は、以前と比べ、出版社側の意識変化や他社電子書籍端末の普及もあり、確度が高いと言えるだろう。世界で最も存在感のある電子書籍配信サービスが登場すれば、伸び悩む日本の電子書籍市場において、大きな起爆剤となることは間違いない。
エラー | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン
2012/09/22 *5
アマゾンジャパン(東京・目黒)が電子書籍端末「キンドル」を(2012年)10月上旬にも日本で発売する見通しになった。同社はキンドルの発売時期について、コンテンツを提供する出版社に9月末と説明していたが、端末の供給体制が整わないことなどを理由に最近になって10月に遅らせると伝えたもよう。複数の大手出版社幹部が21日に明らかにした。
アマゾンは(略)21日も「キンドルの発売時期についてはコメントできない」とした。
ただ大手出版社幹部によると、アマゾンは年末商戦を視野に日本語のコンテンツの確保を急いでおり、カラー液晶を搭載した「キンドル・ファイア」などを10月上旬に販売する方向という。
アマゾンは出版社側にコンテンツのデータ形式の変更を求めるなどしており、出版社の準備が整わない場合には発売時期がさらにずれ込む可能性もある。
no title
2012/10/24 *6
Kindleの登場から5年が経ちました。当時からの設計思想は、Kindleを意識せずに読書に没頭できるようにする事でした。それからの5年間、毎年世界で最も売れている電子書籍リーダーに選ばれていることをとても嬉しく思います。
(中略)
この度、ついに日本のお客様にそのKindleの最新版をご紹介できることになりました。
Amazon | 本, ファッション, 家電から食品まで | アマゾン
Kindleストア (2012年)10月25日オープン
404 - ドキュメントが見つかりません。
Amazon.co.jpは24日、電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」と、タブレット端末「Kindle Fire HD(7インチモデル)」「Kindle Fire」の日本国内での予約販売を開始した。出荷開始予定は、Kindle Paperwhiteが(2012年)11月19日*7、Kindle Fire HDとKindle Fireが12月19日。また、日本向けの「Kindleストア」も10月25日にオープンする。
Amazon「Kindle」を日本でも11月発売、「Kindleストア」は10月25日オープン -INTERNET Watch Watch
*1:この無名のアプリ制作会社サイトしかソースがないのに信じた人が多数いたのには驚いた。期待が大きいのかバカ発見器なのか。
*3:楽天koboが7/19に発売された。cf. http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1207/25/news106.html
*4:全文 http://book.asahi.com/booknews/update/2012072800001.html
*6:ニコニコ静画(電子書籍)拡充リリース日 本日開店!コミックス国内最大!3万冊の電子書籍が楽しめます。‐ニコニコインフォ
2011-09-19
電子書籍横断検索
電子書籍 |
ダ・ヴィンチとか BOOK asahi.com とか hon.jp が取り組んでいるみたいだけど、これじゃ駄目なの?
適当に作ったので抜けはある。出版社による直販はほとんど加えられていない。
PCブラウザ向けに個別商品ページが用意されていることが前提で(オライリーは電子書籍だけの書誌情報ページがなかった)、ガラケー向けやアプリ内ストアだけで見せている(Rabooとか)書店は検索できないけど。
そのうちGoogle先生がショッピングサーチの対象に含めそうでもあるけど*1、そもそも網羅的な電子書籍横断検索は無理だよね。セルフパブリッシングも容易になるのが電子書籍であって、今回はとらのあなやDLsiteは含めてないけど(パブーは入れた)、どこまでが電子書籍かなんて決められない。
だから結局、電子書籍なんて幻想、ウェブでいいじゃん、と思う。有料コンテンツを売りたいなら、HTTPステータスコード 402 Payment Required を返して、検索エンジンも対応すればいい。
http://ebook.shogakukan.co.jp/detail.php?bc=*
http://store.d21.co.jp/system/items/info/*
http://ebookstore.m2plus.com/mproducts/*
http://toshibabookplace.booklive.jp/product/index/title_id/*
http://ebook.hmv.co.jp/detail/index/bid/*
http://dokodoku.jp/pc/page/product.asp?pfid=*
http://www.aozora.gr.jp/cards/*
http://www.harlequin-library.jp/book/novel/id/*
http://www.harlequin-library.jp/book/comic/id/*
http://www.dmm.com/digital/book/-/detail/=/cid=*
http://www.shinanobook.com/genre/book/*
http://books.bitway.ne.jp/meng/cp.php?req=*&site=book&bid=*
http://voyager-store.com/index.php?main_page=product_info&products_id=*
http://booksv.fmworld.net/products/detail.php?product_id=*
http://www.bookgate.info/books/*
http://blog.bookwalker.jp/?p=*
http://ebookstore.sony.jp/item/*
http://galapagosstore.com/pc/book/detail/*
https://hon-to.jp/asp/ShowSeriesDetail.do?seriesId=*
http://booklive.jp/product/index/title_id/*
http://www.paburi.com/paburi/bin/product.asp?pfid=*
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/*_EBOOK.html
http://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/*
2010-11-03
電子書籍元年の論争ダイジェスト
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895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 07:20:37 id:ulcqYVAU
で、結局なんで日本は電子書籍が普及しないの?
901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 12:10:32 id:cXiXkRr8
>>895
出版業界、印刷業界の人間が邪魔してるから。
最近は電子出版に積極的な発言をしているように見えるが
よく見ると、紙の本に絶対影響無いように聖域を設けて
その残りカスを電子出版に回そうとしている。
業界全体がこれだから、全滅するまでもう少しだろう。
914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 17:05:53 id:Y0Oei3KU
>>895
上の奴ら何見当はずれな馬鹿なことばかりほざいてるんだ?
915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 17:51:49 id:Tk7S5FtT
>>914
ソースよろしく
917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 18:22:24 id:CN6ov7WZ
>>914
もうとっくに抜かれたよ
920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 18:40:56 id:pLC/IVTB
>>914
エロなんていくらあってもパチンコ市場と同じ扱い
922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 18:43:49 ID:Z+B4E7bA
>>915>>917
http://www.ebook2forum.com/members/2010/10/ebooks-take-9-percent/
順調に5億ドルに達しても日本市場を越えるのは無理
下の方で小売価格は倍になるとか書いて有るけど
それは希望小売価格で販売された場合で
電子書籍は3割程度の手数料を乗せるか
利益をのせないダンピング販売が普通
924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 18:49:16 id:Ig3aZTz+
そこのサイト思い込み激しいので有名やん
925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 18:53:34 id:Tk7S5FtT
>>922
日本の電子書籍の市場はどのくらいなの?
926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 18:57:57 ID:Z+B4E7bA
>>924
うん、笑っちゃうくらい電子妄想撒き散らしてるけど
数字は嘘つかないからね
アメリカ市場は今年になってからかなり横ばい傾向
端末は順調に売れているみたいだけど
去年くらいの伸びがあるかどうかかなり難しいだろうね
>>925
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/14190/
930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 19:53:27 id:ulcqYVAU
>>914,926
俺はこの手の論調にはヘドが出るほどの欺瞞を感じる
それは「auのブックストアは50万点の電子書籍をそろえている」といってるのと同じ
一般の人間からしたら「だから何?」レベルの話。
携帯の腐向けの本がいくら売れてようがそろってようが、新刊の書籍すら1割たりとも
買えないのに「日本の携帯電子書籍の売り上げが~」とかバカバカしすぎ
931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 19:59:55 id:aSbtqL1t
反吐が出ようが、現状日本の方が市場はでかいのだから、現実くらい認めないと。
欺瞞というのは、具体的な数値情報自体を開示しないアマゾンとかの方にこそ相応しい。
932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:05:08 id:ulcqYVAU
>>931
バカじゃねーの。一生やってろもしもし厨。
それを素直に信じてBL漫画でも読んでれば?
933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:06:53 id:Yv64Qy7R
いかにも苦しい返し方だよな
934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:15:15 id:LaUE0HcE
>>932 >>933
お上品だねw
http://2chbooknews.blog114.fc2.com/blog-entry-145.html
>バークの小説『ショッキングな体位』。ストーリーはこんな感じだ。
935 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:15:31 id:ulcqYVAU
つーか俺が「なんで日本で普及しないの?」つってるときに言ったのは
「なんで普通に日本の本を読もうと思ったときに、電子書籍で読むという選択が手軽に出来ないのか?」
という意味だし、電子書籍の普及を望んでる人もそれが一番の関心だろ。
それを携帯の漫画がこんなに売れてますって数字もってきてるやつは何なの?
それで何がいいたいの?
携帯の漫画読めっていいたいの?
読まないよ普通に。アホかよ。
936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:17:33 id:Yv64Qy7R
>>934
また苦しい返し方してるねぇ。
じゃぁiPhoneアプリの一位はアダルト系だからiPhoneアプリの売り上げの大半はエロ!
そういう話のもっていきかた見ても誰も納得しないよ。
937 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:20:01 id:ulcqYVAU
>>934
わかったわかった。
もしもしはすごいねーたくさん電子書籍うれててすごいねー。
わかったから黙ってどっかで携帯電子書籍マンセースレでやっててください。
そういう期待はまったくしてないんです。
939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:25:05 ID:Z+B4E7bA
>>935
>>914>>915←こういうやり取りが有ったからソース貼っただけなのに
なにカリカリしてんの?
米国市場は新刊の9割が紙と電子が同時に出るようになったけど
日本の携帯コミック市場に届いていないってだけの話だよ
今後日本で一般書籍を紙と電子の同時発売するようになったとき
どの程度の売上が見込めるかの資料になる
942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:41:19 id:xCses7Yh
>>939
いや、だから、携帯コミックなんぞ例に出さないでいーからw
943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 20:57:35 ID:+Q1ODkg3
何で携帯コミックは例に出さなくていいんだよ?
944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 21:09:34 id:oxaUTLwX
職業差別なんぞはしたくないが、
俺、年収一千万あるんだぜぇーって吹いてるだろ?
そんなの誰が喜んで聞くんだよ? そんなんで儲けたところで、
DQNぐらいしか凄いと思わないし、まともな人は誰も相手にしないの
やりたがらないの!
携帯コミックなんぞは、いくらワメイテみても、その程度の存在なの。
もばゲーとかも。 所詮、パチ屋がいくら儲けましたっていうレベルの話。
わからんか?w
948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 21:37:26 ID:e+AesIRb
>>944
個人的主観を語って何か意味があるの?
950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 21:59:29 id:aSbtqL1t
自分が嫌いだからケータイコミックは除外とかしないだけ、
調査会社はまともだって事だ。
951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 22:56:13 id:fCokjQpJ
マンガとか一部のマニアが喜ぶ書籍はいらない
953 : [―{}@{}@{}-] 名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/03(水) 00:08:26 id:W9K/cs/C
>>951
売上の話?
マンガを「一部」と言えるほど売れてるのってなに?
電子書籍雑談スレ
2010-11-01
電子出版対応出版契約書の雛型 by 書協
電子書籍 |
日本書籍出版協会(書協)から電子出版対応契約書ヒナ型(3 種類)の作成について(PDF注意、以下同じ)が公表された。*1
ざっと見ただけだし、法律や契約については全く無知であることを断った上で、思ったこと。
以前と何が変わったかというと、
第 20 条(電子的使用)甲は、乙に対し、本著作物の全部または相当の部分を、あらゆる電子媒体により発行し、もしくは公衆へ送信することに関し、乙が優先的に使用することを承諾する。具体的条件については、甲乙協議のうえ決定する。
2.前項の規定にかかわらず、甲が本著作物の全部または相当の部分を公衆へ送信しようとする場合は、あらかじめ乙に通知し、甲乙協議のうえ取扱いを決定する。
出版契約書雛型(一般用)(2005年版)
だったのが
第2条(電子出版の利用許諾および第三者への許諾)
(1)甲は、乙に対し、乙が本著作物を、日本を含むすべての国と地域において、以下の各号に掲げる方法のいずれかまたはすべてにより、本著作物の全部または一部を電子的に利用すること(以下「電子出版」という)を独占的に許諾する。
① DVD-ROM、メモリーカード等の電子媒体(将来開発されるいかなる技術によるものをも含む)に記録したパッケージ出版物として複製し、頒布すること
② インターネット等を利用し公衆に送信すること(本著作物のデータをダウンロード配信することおよびホームページ等に掲載し閲覧させることを含む)
③ データベースに格納し検索・閲覧に供すること
なお上記電子出版においては、電子化にあたって必要となる加工、改変等を行うこと、および自動音声読み上げ機能による音声化利用を含むものとする。
(2)甲は、乙による前項の利用に関し、乙が第三者に対し、再許諾することを承諾する。
出版等契約書ヒナ型(電子出版対応、2010 年)
となった。
甲=(著作権者)、乙=(出版権者、利用被許諾者)である。
出版社による独占的利用が明記されている。また出版社から電子書店プラットフォームに卸されることが前提となっている。
紙の出版物については以前から
第 1 条(出版権の設定)甲は、表記の著作物(以下「本著作物」という)の出版権を乙に対して設定する。
2.乙は、本著作物を出版物(以下「本出版物」という)として複製し、頒布する権利を専有する。
3.甲は、乙が本著作物の出版権の設定を登録することを承諾する。
出版契約書雛型(一般用)(2005年版)
とされていたのが電子出版についても同じになっただけのこと。
従来の出版権が及んでいなかった電子出版権についても出版社が持つと明記しているのだ。
そして
第5条(出版データの権利の帰属)
(1)甲は、第1条および第2条の利用において、乙の労力および(または)費用により作成された出版物の版面および電子出版用データ(作成途中の中間生成物を含む、以上を総称して「出版データ」という)に関する権利は、乙に帰属することを確認する。
(2)甲は、本契約の有効期間中のみならず終了後であっても、本出版物の版面を複写した印刷物の出版もしくは電子出版用データを複製しての利用等、出版データを、乙の事前の書面による承諾なく利用せず、第三者をして利用させない。
出版等契約書ヒナ型(電子出版対応、2010 年)
「所有権」なんて曖昧な単語ではないし*2、著作権ではないと明示されている。
なお、版面権というものは存在しないというのが通説だが、この契約書では権利を主張している。*3
あと、「印税」については
電子出版について
乙への入金額に対しその
出版等契約書ヒナ型(電子出版対応、2010 年)
で空白になっていて「その何%」と記入する「雛型」だ。小売価格(定価)ではなく卸価格に対する印税率を設定する。
最後に、これはあくまでも「雛型」であって、実際の契約書がどうなっているかは分かりませんよ。
*1:池田信夫氏が取り上げていた「デジタル的利用許諾契約書」とは全然別物であるらしい。参照:池田信夫さんはなぜ15%に怒ってるの?: マンガ家Sのブログ
*3:これが締結されると、アゴラブックスのビジネスが成立しなくなるんだよね。出版社が出した本の紙面をスキャンして「電子書籍」と名乗っているのだから。
mohno> 「版面権」
はてブでコメントいただいたので:-)
出版社と著者との間で「版面を使わない」という契約は成立すると思いますが、版面権が法的に認められていない以上、著者が版面を使えないだけで(自分でスキャンしてサイトで公開するとか)、著者から“著作物の使用”を許諾された第三者が版面を使っても文句を言えない気がします。著者(甲)は第三者に版面の使用を許諾する必要がないというか、禁止できないんじゃないでしょうか。
もっとも、独占的な電子的な出版が契約に含まれる以上、著者が勝手に電子出版することもできなくなるということでしょうから、あまり意味がない話ですが(このひな形に従う限り)。
まあ、今後この契約をベースに出版社自身がブック検索に対抗していくのであれば、本気で版面を守るつもりなのだと信じることにします:-)
重要なお知らせ:livedoor BOOKSは「2013年4月30日」をもって終了となります - livedoor BOOKS
http://mendou-t.tumblr.com/post/44292179543/livedoor-books-2013-4-30
鉄道ジャーナル 電子書籍
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eo電子書籍 ダウンロードショップ
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SoftBank スマートフォン:ソフトバンク ブックストア | ソフトバンクモバイル
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Hなコミックが無料で読める|もも漫
http://mendou-t.tumblr.com/post/57486887434/h
本筋ではないですがちょっとだけ捕捉的な。
2010年より前からやっていて、2010年前後に終了した所(ケータイ向けを除く)はブランド終了しただけで実質的に続いているところが多いようです。
10DaysBook は 今のeBookjapanとのことです。創業時に使っていた屋号だそうです
http://www.ebookjapan.jp/ebj/info/news/2000/12/----.asp
SHARPのSpacetownは、切れ目無くGALAPAGOS Storeが登場しており、DRMがないXMDFだったためほぼ互換があります。
SONYのTimebook Townも、1年ちょいでReader Storeがスタートしており、Readerの最初の機種は非公式にBBeBに互換があったそうなので、これも屋号の変更と言えばそうかもしれません。
ただ…Σ Bookは後継になるはずだったのがコケたため残っておりません。
Rabooなんぞは、もうざっくり切って死にましたのでアレ。
またPSPのコンテンツ配信は、SONYはひさしを貸していただけで、実際の運営はリブリカという会社(出版社が協同出資した企業)が運営していたそうです。
http://www.librica.co.jp/
で、ここはPSPを切ったあと、今は3DS向けのコンテンツ配信をやっているようで…。 PSPは自前でMedia Goでバックアップできますが3DSはどうする気なのでしょうか。私、気になります。